宇宙の歴史:
ビッグバン宇宙論
私たちの宇宙は約140億年前にビッグバンとよばれる大爆発から発生したと考えられています。宇宙は、想像もつかない高温・高密度状態から出発し、 時間と共に膨張、膨張と共に温度が低下して現在に至っていると考えられています。遠方の銀河の赤方変移の様子(ハッブル則)、宇宙背景放射、 初期宇宙の元素合成比などからビッグバン以後の宇宙の研究がなされ、宇宙は時間と共にその形態を変えて現在に至っているとかんがえられています。 ビッグバン直後の極めて高温高密度の物質の状態から膨張に伴う温度の低下から、素粒子が生成され、ビッグバン3分後には軽い元素が生成され、 30万年後にはプラズマ状態から電気的に中性な状態となり、電磁波と物質の相互作用が激減し「宇宙の晴れ上がり」を迎えます。さらにビッグバンから 30万年後には銀河も形成され、ハッブル則が観測されるようになったと考えられています。


 
筑波大学大学院 数理物質科学研究科
宇宙史一貫教育プログラム
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