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宇宙史一貫教育の重要性
素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学の目指す研究課題のキーワードをリストアップしてみると、これらの学問領域はお互いに 重なり合っていることがよくわかります。物理学の研究の発展を考えてみると、研究分野は時間と共に発展し、現在の中心学問領域の 「学際」とよばれる学問分野が10年後、20年後の中心学問領域に発展していくものであります。物理学においては中心課題が変化することなく、 何10年も続くことは寧ろ例外的と言えます。 これらのことから10年後、20年後の研究者の育成には現在の中心課題だけでなく、近隣領域や学際領域についても十分理解しておくことが 必須であります。宇宙史一貫教育プログラムでは、将来リーダーシップを取ることの出来るように、分野横断型の研究者育成を行います。 数理物質科学研究科・物理学専攻では、平成19年度発足の「宇宙史一貫教育プログラム(文部科学省特別教育研究経費(教育改革))」に基づいて、 物理学専攻から選抜した大学院生に対して、素粒子実験、原子核実験、宇宙観測の各研究室が連携して、「ビッグバン」に始まる宇宙の歴史に関わる 教育・研究を実施します。 | |
宇宙史一貫教育プログラム |