3つの拠点:
教育・研究拠点とカリキュラム
宇宙史一貫教育の拠点として、以下の3拠点/2分室を設置します。
  • 素粒子実験の拠点・分室;素粒子教育・研究拠点として米国フェルミ研究所(CDF国際共同研究)に平成19年度から設置し、 分室を置きます。コーディネーター教員が分室に滞在します。但し、平成21年度からは欧州原子核研究機構(ATLAS国際共同研究)に 拠点・分室を移動する予定。
  • 原子核実験の拠点・分室;原子核教育・研究拠点として平成19年度から欧州原子核研究機構(ALICE国際共同研究)に設置し、分室を置きます。 コーディネーター教員が分室に滞在します。
  • 宇宙観測分野の拠点;宇宙観測教育・研究拠点としてオーストラリア国立天体望遠鏡研究所(VLBI国際共同研究)又はハワイの国立天文台と連携を検討中です。 平成19年度の分室機能は本学で実施する。
<前期課程>
  1. 宇宙史セミナー I(通年1単位)、同 II(通年1単位): 基礎科目
    宇宙史教育の一環として、異なるグループが共同して、分野横断で修士論文中間報告を中心とした宇宙史教育を行う。
  2. 宇宙史拠点実習 I(1単位)、同 II(1単位): 専門科目
    前期課程1,2年次にそれぞれ1ヶ月程度、海外拠点へ派遣し、関連分野の研究実習を行う。事前事後の筑波キャンパスにおける 指導・報告および現地での研究指導状況により単位を認定する。今年度は7月から8月にかけて、拠点実習Iを米国フェルミ研究所において、 拠点実習IIを欧州原子核研究機構において、実施する。
  3. 宇宙観測実習(1単位): 専門科目
    前期課程1,2年次のいずれかに、1週間程度、宇宙観測拠点において研究実習を行う。事前事後の筑波キャンパスにおける 指導・報告および現地での研究指導状況により単位を認定する。
  4. 宇宙史特講 I(1単位)、同 II(1単位): 専門科目
    宇宙史研究についての非常勤講師による集中講義。
  5. 宇宙史特別研究 I(6単位)、同 II(6単位): 専門科目
    特別研究Iでは宇宙史研究の基礎となる実験観測の技術、データ処理、物理解析を習得し修士論文のための研究を行い、 特別研究IIでは特別研究Iに引き続き、同研究を発展させて修士論文としてまとめる。
<後期課程>
  1. 宇宙史拠点実習 III(1単位): 専門科目
    後期課程1年次に「国際研究計画検討集会」へ派遣し、博士論文構想を策定する。博士論文構想作成は口頭発表させ、これを宇宙史特別研究IIIの認定要件とする。
  2. 宇宙史特講 III(1単位): 専門科目
    宇宙史研究についての非常勤講師による集中講義。
  3. 宇宙史特別研究 III(6単位)、同 IV(6単位)、同 V(6単位): 専門科目
    特別研究IIIでは博士論文の研究計画作成と立案を行う。特別研究IVでは約6ヶ月程度の拠点滞在によって研究展開・実施を行い、 特別研究Vでは約6ヶ月程度の拠点滞在によって論文作成を修了する。
 
筑波大学大学院 数理物質科学研究科
宇宙史一貫教育プログラム
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