マホレット 
〜ある王子様のお話〜
(注) 某作品とは何の関係もありません。




プロローグ

  2001年2月吉日、とある国に1人の王子様が住んでおりました。日本です。ある日、王子様がcoffeeの入ったcupを持って筑波大学第一学群棟内を歩いておりますと、ふんふ〜ん♪、1人のteacherが王子様に話しかけました。

      「おたく、研究室どうすんのさ?」

  実は、現在、王子様はお忍びの身です。理由は読まなかったことにしておいて下さい。また、王子様は来年度から4年生であり、王子様が配属する研究室の決定を間近に控えておりました。

      「いや〜、特にどことは決めていないんですけどね〜。」

  王子様は、本性がばれないように注意して、perfectな脳味噌を使って言葉を選びました。

      「じゃあ、話を聞いてあげるから、後で僕の研究室に顔出しに来なよ。」

  どうやら王子様の本性はteacherにばれずにすんだようです。そして、この時点で王子様の進路(研究室配属)は決まりました。
  なぜなら!

      teacherに{会いに行く、会いに行かない}
     → 王子様たる身分のゆえ、「会いに行かない」の選択は無礼に値するので
       不可。

      「会いに行く」を選んだ場合、
     → 進路について話を聞いてもらう
     → 進路についてteacherからご意見を頂く
     → 内容が研究室の勧誘である
     → どっちにしても断るのは王子様として失格である
     → 研究室決定

  なんと連載第一回目にして王子様の配属することになる研究室が決定してしまいました。
 

第一章

  二月末に行われたテストが終わり、春休みになり、とあるアパートの住み慣れた自分の部屋を出ていくことに涙を流しながら斜め上の部屋に引っ越しをして、予習やバイトをし、健康診断の日の朝に使う検尿容器が配られる頃、季節はうららかな春に移り変わっていました。
  気づけば桜も満開をすぎ、その短い花のさだめを人々とともに惜しんでいました。

    桜(が)我慢かい(サクラガマンカイ)。・・・・な〜んちって。

  王子様はその切れ味するどいjokeを一つ披露するときはいつでも、すぐに理解できなかった国民が皆の笑いの渦に遅れてしまわないよう常に心配しております。

  今日は四月九日です。王子様は下々の者達と一緒に ・・・ごほん。  王子様は、王子様と同じく某研究室に新しく配属する友達と一緒に研究室にご挨拶に向かいました。4年生が一堂に会する初めての機会でした。今日行われたことはメールのアカウント作りと、UNIXを使ったメールのやり取りなどです。アカウントを作る作業をしていると、まもなくteacherがお見えになり、新メンバーの意向を拝聴なさり、研究室の内容その他について貴重なcommentを残していかれました。各メンバーが、今出来たばかりの自分のアカウントでメールを見てみると、さっそく初メールがteacherから届いていました。

  前半の内容は・・・・覚えてない。こんな王子様はちょっぴりcharmingです。最後のほうに、研究室で与えられる初めての課題について書かれてありました。この研究室では、ミーティングやセミナーなど固定された時間の他は、各自が自分でscheduleを設定して、院試が終わるまではteacherから出される課題を適時終わらせていくことがその主な活動内容です(たぶん)。

  そしてー、はじめての課題はー、どぅーん、ホームページつくりー。teacher曰く、かくかくしかじかで、短くまとめるとホームページが作れることは大事だということでした。そして個性的なものを作れときたもんだ。

  こうして王子様は、一年生のときホームページを作るのが面倒で、情報処理実習という課目で出されたやはり「ホームページつくり」という課題について本当に必要最小限なことだけやって提出した王子様は、その汚点ともいえるホームページは今はもう消してしまって無く、そして当然のことながらHP作成に関する知識も全く無く、当時サボったつけをここで払うことになったのです。
 

2001年4月10日作成、以下は更新を待つべし。

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